手間ひまをかけて煮込んだ、滋味深い味わいが体に染みわたる「本場韓国テールスープ(コリコムタン)」のレシピをご紹介します。牛テールの旨味が溶け込んだ白いスープは、心と体を温めてくれます。
材料(4人分)
- 牛テール:1kg
- 長ねぎ(青い部分):1本分
- 生姜(薄切り):5〜6枚
- にんにく(潰したもの):3かけ
- 水:牛テールが浸るくらいたっぷり(約3〜4L)
- 酒:大さじ3
<薬味・トッピング>
- 塩、粗挽き黒こしょう:適量
- 刻みねぎ(小口切り):適量
- ご飯:お好みで(クッパにする場合)
作り方
-
牛テールの下処理(血抜き):
- 牛テールは骨と身の間に血が残りやすいので、丁寧に血抜きをすることが臭みを取る重要なポイントです。
- 大きめのボウルに牛テールを入れ、たっぷりの冷水に1時間以上(できれば半日〜一晩)浸す。途中で2〜3回水を入れ替える。血が完全に抜けて水が透明になるまで繰り返す。
- 血抜きが終わったら、一度牛テールを軽く洗い流す。
-
下茹で(アク抜き):
- 鍋に牛テールと牛テールが浸るくらいの水(分量外)を入れ、強火にかける。
- 沸騰したら5分ほど煮て、アクをしっかり取り除く。
- 湯を全て捨て、牛テールを一つずつ丁寧に水で洗い流す。骨の周りの血合いや汚れ、余分な脂などを取り除く。
-
じっくり煮込む:
- きれいになった牛テールを鍋に戻し入れ、たっぷりの水(分量内)、長ねぎの青い部分、生姜の薄切り、潰したにんにく、酒を加える。
- 強火にかけて沸騰させ、アクが出てきたら丁寧に取り除く。
- 沸騰したら弱火にし、蓋をして3〜4時間じっくり煮込む。途中、水分が減ってきたら水を足し、常に牛テールが浸る状態を保つようにする。
- ポイント: 圧力鍋を使う場合は、加圧後40〜50分加熱し、自然に圧力が下がるまで待つと時短になります。
-
仕上げ:
- 牛テールが箸で簡単にほぐれるくらい柔らかくなったら、長ねぎ、生姜、にんにくを取り除く。
- 表面に浮いた余分な脂を丁寧に取り除く(冷ましてからだと脂が固まって取り除きやすい)。
- 食べる直前に温め直し、塩と粗挽き黒こしょうで味を調える。
器に盛り付け、刻みねぎを散らして熱々をいただきます。ご飯を加えてクッパにしたり、カクテキやキムチを添えても美味しいです。じっくり煮込んだスープの旨味と、ほろほろになったお肉を存分にお楽しみください。